なーたん我が家での最期の日々④
それから10日あまりは…変わらない毎日が続いた。飲まず食わずで2週間と言われたが、3週間経ってもなーたんは生き続けた。
定休日の日以外は近所の動物病院に点滴と吐き気止めの注射をしてもらいに行く。
動物病院の先生や看護師さんももう掛ける言葉もなくて、先生は「食べてくれさえしたらねー…」と毎回言っていた。何も前向きな会話は出来ず私も通うのが辛くなっていた。
家では私のベッドにうずくまるか…時には洗面所に移動して冷たい床に横たわり…夜はそこで死んでしまうのではないかと私も洗面所の前の廊下で寝たりもした。いよいよか、いよいよか、という場面がありながらもなーたんは頑張っていた。
正直終わりが見えない辛さがあった。考えてはいけないけど…痩せて…骨だけで生き続けるなーたんを見ているのが辛くて…早く終わって欲しい、と思う時もあった。
ごめんね、なーたん。お母さんの未熟さを許してね。なーたんを大好きだったのは確かだよ。ごめんね、なーたん。
私となーたん
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