なーたんお空へ
ひとしきり泣いて泣いて…そして心が静かになった。
なーたん、やっとお空でご飯が食べられてるね。お姉ちゃんのふーたんには…会えたかな。少しホッとした気持ちになった。
そして次に、なーたんを綺麗にしてあげよう。そんな気持ちが湧いてきた。
最後までおしっこはトイレでしていたけど、トイレの後の毛繕いができなかったのでお尻の周りの毛はカピカピ…。綺麗にしてあげたかったけどあまり強く拭くとお尻の骨に当たって痛そうだった。
ここにスプレーで水をかけて絡まった毛をほぐし、タオルで拭いた。
全身は厚手のウエットタオルで拭いて…一通り綺麗になった。
目を閉じさせてあげたかったけど…上手に閉められず、少し開いたままになってしまった。
とりあえずちょうどいい大きさの段ボールに毛布を敷いて…なーたんを寝かせた。
少し綺麗になったなーたんを撫でると、毛並みが気持ちよくて…生きている時と変わらない、やはり愛しいなーたんだった。
「なーたん…。」
亡骸を何度も何度も撫でた。でも返事はなかった。
明日…なーたんを火葬しに行こう。なーたんの姿を見られなくなるのはツラいけど…なーたんは魂になって私のそばにいてくれる。寂しくないよね…?
20年前に父が亡くなった時にそう思った。
「千の風に…」のように亡くなった魂は肉体を離れて…その人を想う人々のところに漂っているのだ、と。
そう考えると寂しさが少し和らいだ。
なーたんも…そばにいてくれる。
そう思った。
続く…
今年1月、元気な頃のなーたん。
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