最後の1週間
7月の最終週、近所の動物病院が4日間夏休みを取った。その4日間、点滴はどうなるのか、と心配していたら先生が
「家でご自分でやってみますか?」と。
他の方の闘病記で読んだことはあったので皮下点滴は難しくないらしいということは知っていた。でもまさか自分がやることになるとは…。
そして動物病院が連休に入る前日にやり方を教えてもらった。確かに難しくなく…そして何より安い。
普段先生に点滴をしてもらうときには処置費というものが加算されている。でも自宅でやるなら薬剤の費用のみになるので安い。
自宅でできるのは知っていたけど…先生から提案がなかったのでこの先生は自宅ではやらせない主義なのかと思っていたのだけど…そんなことなかったのか…。それなら最初から家でやりたかったなー、なんて思った。その方が金額的にも精神的にも楽だっただろう。
翌日から…家での点滴が始まった。それと共に不思議なことが起こった。なーたんが吐かなくなったのだ。それは今でも何故だかわからない。もう吐く力もなくなったのか…。そして…痩せた体が…さらに痩せていった。
そしてこの最後の数日…それまでほぼ動かなくなって、私に甘えることがなくなったなーたんが…私が近くで寝ているとその痩せ細った体で起き上がり、私の方にやってきて、以前のなーたんがいつもそうやっていたように私の脇に顔を埋めて甘える様に寝た。
もう自分でも最後なのがわかってたのだろうか。
ありがとうなーたん。最後に…私に甘えてくれたんだね。かつてそうだったように…夜になると私のベッドにやってきて私の腕枕で寝たように…。あの時間が私は本当に大好きだった。かわいい、かわいいなーたん。
続く…
私の脇で寝るなーたん(逝く3日前)
娘にも甘えるなーたん
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