あの日(悲しい写真があります。見たくない方はスクロールしないでください)
8月2日月曜日
その日は朝からなーたんの様子が何か違った。
まず瞳が…潤んだような、全体が緑色で泣いているように見える。
なーたん、どうした。
数日前からなーたんの目にはたくさんの目ヤニが溜まるようになり、時にはそれが瞳を塞いでしまうこともあるのでそれをティッシュで拭きながらなーたんの目をよーく見てみた。
何か予感がしたのでその日10時に予約していた整骨院をキャンセルした。
8時をすぎた頃から少しづつ呼吸に変化が起こっているような気がした。
いよいよ…その時が来た…。
私はなーたんをずっと撫で続けた。
今日は仕事はお休みの日。なーたん、今日を選んでくれたの?
なーたん、ありがとね。なーたん、うちに来てくれてありがとね。なーたんと一緒で幸せだったよ。ずっとずーっと大好きだよ。
8時50分頃…いよいよなーたんの呼吸は荒くなり、突然
「にゃーお…‼︎」
一度大きい声で鳴いた。
そして…私が読んだいくつかの闘病記でも見たように頭をグッと反らせ、2回ほど大きくため息のような息を吐くと…その後急に力が抜け…なーたんは静かになった。
なーたん。なーたん逝っちゃったの?
もうなーたんは2度と動かなかった。
私はそっとなーたんを抱き上げた。
なーたんが苦しんでいる間は…苦しいんじゃないかと怖くてなーたんを抱き上げることができなかった。
なーたんをこうやって抱き上げたのはいつぶりだろう。まだ温かい…でも痩せて…骨だけになって…力のないなーたんを抱きしめた。
なーたん。なーたん。嫌だよぅ。もっと生きて欲しかったよぅ。大好き、大好きだよー。
なーたんが苦しむのを見たくなくて…早く終わってほしかったけど…終わってしまったらやっぱり終わってほしくなかった。
続く…
その日の朝…なーたんの瞳が潤んでいた
なーたんは虹の橋を渡った…。
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